Sunday, May 01, 2005

WMF activity index

BjarteSorensenの WMF活動度指標。作り方はZachte統計の項目数にアクティヴ・ユーザ(月に5回以上投稿)をかけ、平方根を求めたもの。対象はウィキペディア。1000以上のものをすべて書き出してみた。

WMF activity index for Wikipedia (over 1,000 pts.)

  1. en: 61466.5
  2. de: 25048.5
  3. fr: 9425.6
  4. ja: 8693.8
  5. nl: 5118.8
  6. pl: 4989.5
  7. es: 4133.8
  8. sv: 3824.4
  9. it: 3174.9
  10. pt: 2791.1
  11. zh: 2579.9
  12. fi: 1754.4
  13. ru: 1705.0
  14. he: 1691.7
  15. no: 1590.6
  16. da: 1359.4
  17. bg: 1077.5

いくつか面白いことに気がつく。たとえば
  • い くつかのところで、項目数ランキングとの差異が見られる。たとえばフランス語版の数字は日本語より上だ。これはアクティヴな投稿者の数 でフランス語版が日本語版を超えていることを反映している。同様の逆転がスペイン語版とロシア語版に見られる。この二つはどちらも最近メタで活発なのも無 関係ではないと思う。
  • 上位にはすでに支部のあるところ、設立の話が出ているところが多い。ないのは、ja, es, sv といったところ。支部設立の話があったルーマニア(ro)でその後どうなったかを知らないのだが、ここに出てこないということが、そもそもコミュニティの 規模からみて時期尚早であった可能性を示唆するのかもしれない。なお、英語版には全英支部と全米支部のふたつの地方支部設立の話が持ち上がっている。
  • 昨 年は北欧系躍進の年だったが、いわゆる Skanwiki, 北欧系言語はここでも元気である。粗い数字だが、この指標をすべて足し挙げてみたら、ほぼ ja に匹敵する数字になった。ここにはアイスランド語がないので、それを足すと ja よりさらに上にいくかもしれない。言語の差がほとんどなく、お互いの言語で、書いてあれば読めるともきいた。多言語交流で言語の壁というのはやはり大き い。残念ながら東アジアではこうはいかないだろう。
  • 最近の実感として、オランダ語版はポーランド語を離しつつある、という気がしているのだが、指標でも上回っており、それが裏付けられたように思う。
時折、日本語版からもっと人を出してほしいということをいわれるのだが、たしかにFrやNlに比べるとメタのことどもや他の多言語プロ ジェクトにかかわっている人が少ないと思う。とくにユーザ数の少ないNlがあれだけ多様な展開をして、人も出していることを考えると、なぜJaはそうでな いのかという疑問の声がくるのも、しょうがないのかなと思う。やはり語学の壁が大きいのだろうとは思うが、それでももうちょっと関わる人が出てきてもよさ そうなものだ。それとも、もうひとつ日本語版ウィキペディアの特徴である急激な成長率ということがあって(とはいえ最近は微妙な鈍化をみせているようにも 思う)、それに対応するだけでいっぱいいっぱい、ということなのだろうか。

ともあれもうすぐまた選挙。この現状を反映する結果が出てほしいと思う。

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